Hara Kazutoshi presents 着信アリーmy Love

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もし、ある朝目がさめたら

「もし、朝目が覚めた時に、自分がある映画スターになっていたらどうする?」というティーンエイジャーたちの間で交わされるお決まりの質問のなかで、最も答えに困るのが、「もし自分がヒュー・グラントになっていたら?」という問ではないだろうか。
「もし、ある朝目が覚めた時に、自分がヒュー・グラントになっていたら……」
ベッドから起きて、髪を真ん中分けにして、あの困ったような笑顔を浮かべながら、素敵な恋の始まりを待つ、それ以外の回答はおよそ出ないであろう……


というように、なぜかヒュー・グラントはなにかとタカをくくられがちな俳優である。
意外にも、そのキャリア中で不遇を託っていた時代も長かったが、『フォー・ウェディング』のヒット以降、ラブコメ路線で一世を風靡していく。


ということで先日、阿佐ヶ谷のバー・roji(みんなも行ってみよう)にて、テレビでやっていた『ノッティングヒルの恋人』を見ましたが、こっちが「どうせこんな感じやろ」とタカをくくって見てるのに対し、「せやな」とばかりに期待通り展開を見せてくれる横綱相撲に感服。途中、ジュリア・ロバーツを振る展開に「ジュリア・ロバーツを振るやつがあるか!」と声に出して言ってしまった。

着アリ読者諸氏も、この冬、ヒュー・グラント作品をもう一度見直してみるのも良いかもしれない。





ある朝目がさめたら自分がヒュー・グラントになっていた男。
彼は髪を真ん中分けにして、困ったような笑顔を浮かべ、
素敵な恋の始まりを待ちながら立ち尽くすしか無かった。