Hara Kazutoshi presents 着信アリーmy Love

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スパルたかし

『シャイニング』を今まで見たことがなかったが、見てみたら、これが大変おもしろかった。なので、これを期にキューブリック監督の、未見の作品を見てみようと思ったのである。
2001年宇宙の旅』、これも大変有名な作品ですが見たことが無かった。見てみたら、これがケッコウ退屈で、どういう話なのかもよく分からなかった。しかし家にあった、町山智浩著『<映画の見方>がわかる本』に『2001年〜』の解説が書いてあったので、見終わった後に読んで、なるほど、と思った。
次に『スパルタカス』を見たが、これはかなり面白かった。話に色々無理がある様な気もしたが、めくるめくスペクタクル映像を前には、そんなことはいいじゃない、という気にさせられる。
大群衆のシーンは壮観で、その豪華さは見ているだけで楽しい。CGで「一人一人意思を持っているように動く群衆」を作れてしまう現在では、もう味わえない感動でもある。
劇中、スパルタカスカーク・ダグラス)の世界一カッコいい童貞宣言も見れるが、その時に流れる『スパルタカス愛のテーマ』がとても素晴らしい。


色々な人にカバーされたり、サンプリングされたりしているが、わたしもいつかカバーしてみたい。


さて、『シャイニング』は見る前は怖い映画なんだろうな、と思っていたが、途中に色々なイメージが挿入されて、怖いというよりは不思議な美しさのある映画だなと思った。幻視的な映像を挟みつつ、突然スラッシャー展開になるという点で、全然毛色が違うが、ニコラス・ローグの『赤い影』を思い出した。
ところで、『赤い影』の原題は『Don't Look Now』で、ダニエル・クォンのアルバム、『Don't Look Now』のタイトルはこの映画からの引用らしいヨ。ダニエルとは、昨日偶然電車の中で会って、別れ際にお菓子をもらった。