Hara Kazutoshi presents 着信アリーmy Love

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4/27(日)は映画を見に行った

ライブの翌日の日曜日は映画『ワールズエンド』(エドガー・ライト監督)を見に行った。イギリスの田舎町を舞台に、40男たちが学生時代の時の様にパブをハシゴしているうちに、大いなる陰謀に巻き込まれていく……という話である。
イギリスの40歳くらいの青春懐メロ、80年代後半から90年代前半くらいのブリティッシュロックがBGMでガンガンかかるので、後追いながらもそこらへんの音楽が好きなわたしとしては嬉しい。
特に、オープニングがプライマル・スクリームの『ローデッド』なのには痺れた。イギリスのこのくらい年代の人『ローデッド』への強烈な思い入れは、リアルタイム世代ではなく英国人でもない自分には計り知れないものがある。彼らは『ローデッド』が20世紀でもっとも重要な曲だとマジで思っているのである。(そういう状況をわたしは何度か目撃したことがある)
エドガー・ライトも映画監督を志した時に、「自分が映画を作る時はオープニングに『ローデッド』を使おう、なんてったって20世紀最高な曲だしな」なんて思っていたに違いない。
エドガー・ライトの作品『ショーンオブザデッド』『ホットファズ』も面白かったが、本作も含めて通底しているテーマがあるように思える。
それは、大人になりきれない男達がトラブルに巻き込まれ、特に大人になりきれないまま勝利したり問題を解決したりするものの、ささやかながら成長もしている、というものである。自分としては、ダメなままだけどささやかながら成長もしている、というところにグッとくる。
本作のラストの、主人公が高校時代の幻想を引きずりながらも、ちょっと成長もしているというシーンを思い返すと、ああいい映画だったなあと思うのである


さて『ワールズエンド』は、友人と連れ立って、酔っぱらい映画を見た後みんなで飲みにいって盛り上がっちゃお!てな感じで見に行ったが、この映画が単純なアルコール賛美ではないというか全く逆な映画だったので、そんな気持ちにも少し影が差した。でも、飲みはじめたら関係なく楽しくなったね。みんなもお酒はほどほどにね!



さて、ハッピーマンデーズとストーンローゼスとスクリーマデリカ期のプライマルスクリームを足して3で割ったような曲があったら最高だろうな、と思ったことはないだろうか。なんと実際そんな曲が存在する。『ワールズエンド』でも流れた、スープドラゴンズの『I'm Free』である。

超いい曲である


映画を見た後、ついついサントラを買ってしまった。2014年現在に、このサントラに入っているラインナップを見て最高だなと思うのは我ながらどうかと思うが、そう思いながら毎日聞いているのである。